省エネ診断について

本事業における省エネ診断は、従来の省エネ診断に比べ簡易であり、 事業者様の希望にあわせて設備ごとのプラン等を準備しています。

省エネ診断の流れ

省エネ診断は、以下のフローで実施します。

  • 検索

    特設WEBサイトで省エネ診断を希望する事業所の所在地(都道府県)および診断プランを選択し、診断機関を検索する。

    検索ページはこちら:https://shoeneshindan.jp/guide/search/

  • 申込み

    検索結果から希望する診断機関を選択し、申込フォームへ必要情報を入力のうえ、診断の申込みを行う。

  • 調整

    診断機関の担当者より申込内容についての確認の連絡があり次第、省エネ診断の内容や実施日程等の調整を行う。

  • 契約

    省エネ診断の実施内容について、診断機関と契約等を締結する。

  • 受診

    診断機関の省エネ診断を受診する。

  • 報告

    診断報告会にて診断機関の専門家より省エネに関する提案を受け、省エネ取組について検討する。

  • 支払い

    診断報告会の実施後、診断機関より請求書を受領し、省エネ診断負担額(1割負担分)を診断機関へ支払う。

    ※省エネ診断負担額の支払いは、原則銀行振込とし、現金手渡しは不可とする。

診断対象者(診断を受ける方)

中小企業基本法に定める中小企業者(下表の各区分において、A又はBのいずれかの条件に該当する法人・個人事業主)。又は、会社法上の会社に該当しないもので、前年度もしくは直近1年間のエネルギー使用量(原油換算値)が1,500kl未満の事業所

中小企業者であり、年間のエネルギー使用量(原油換算値)が1,500kl以上の事業所である場合、SIIが提供する「みなし大企業に該当しないことの宣誓書」を提出することで受診が可能。

区分(業種等) A.資本金の額
又は出資の総額
B.常時使用する
従業員の数
製造業、建設業、運輸業、その他の業種 3億円以下 300人以下
御売業 1億円以下 100人以下
サービス業 5,000万円以下 100人以下
小売業 5,000万円以下 50人以下

診断プラン・料金

診断プランは『まるっとプラン』と『設備単位プラン』の2種類があります。

まるっとプラン:電気、ガス等のエネルギー毎の複数の設備を診断するプランと、エネルギー種別に関わらず診断するプランです。
原則3設備を対象とします。4設備以上を対象としたい場合は、各登録診断機関とご相談の上、決定してください。

料金プラン 節電プラン 節ガスプラン 組合せプラン
料金 15,840円(税込)
内容 電気をエネルギー源とする設備を診断するプラン ガス(LPG、重油等を含む)をエネルギー源とする設備を診断するプラン エネルギー種別に限らず設備を診断するプラン
診断対象設備 電気設備
※電気式エアコンや照明等
ガス設備 全てのエネルギー種別

設備単位プラン:エアコンや照明機器等、設備単体で診断するプランです。

料金プラン 設備単位プラン
1設備の場合 2設備の場合
料金 5,280円(税込) 10,560円(税込)
内容 1設備のみ診断をします。 2設備組み合わせて診断します。
診断対象設備
  • 空調設備
  • 照明設備
  • ボイラ・給湯器
  • コンプレッサ
  • 受変電設備
  • デマンド
  • 冷凍冷蔵設備
  • 生産設備
  • 給排水・排水処理
  • 工業炉

設備毎の省エネ効果はこちら

診断内容

実施状況に応じて、こちらの基本メニューをもとに省エネ診断を行います。

  • 空調設備

    • 運用改善

      • 設定温度の適正化
      • フィルター等の清掃(室外機フィン清掃含む)
      • 冷温水出口温度調整
      • 外気導入量・換気量の適正化
      • 室外機への散水、日射対策、移設
    • 投資改善

      • 高効率空調機への更新
  • 照明設備

    • 運用改善

      • 不要照明の消灯
      • 照明の間引き
    • 投資改善

      • 高効率照明への更新
      • 人感センサーの設置、照度センサーの設置
      • 個別スイッチ設置
  • ボイラ・給湯器

    • 運用改善

      • 空気比の適正化
      • 蒸気圧力の適正化
      • 運転台数の削減
      • 設定温度の変更
      • 減圧弁による供給蒸気圧の低減
    • 投資改善

      • 配管の保温
      • 高効率機への更新
      • 蒸気ドレンの回収、排熱利用
  • コンプレッサ

    • 運用改善

      • 吐出圧力低減
      • 漏れの低減
      • 吸気温度の低減
    • 投資改善

      • 高効率機器への更新
      • 配管圧損の低減
  • 受変電設備

    • 運用改善

      • 変圧器の統合・休止
    • 投資改善

      • 高効率変圧器への更新
      • 力率の改善
  • デマンド

    • 運用改善

      • デマンド機器の活用(見える化・分析)
    • 投資改善

      • BEMS、FEMSの導入
  • 冷凍冷蔵設備

    • 運用改善

      • 庫内温度の適正化
      • 冷凍冷蔵ショーケース消灯
      • 除霜の適性化
      • 冷蔵庫の詰込すぎ改善
    • 投資改善

      • ナイトカバー等の設置
      • 高効率機器への更新
  • 生産設備

    • 運用改善

      • 待機電力の削減
      • 運転時間の短縮(アイドル時間削減等)
      • 付帯設備の不要時停止
    • 投資改善

      • ポンプ、ファン、ブロワーへのインバータ導入
      • 高効率機器の導入
  • 給排水・排水処理

    • 運用改善

      • 間欠運転、台数制御
    • 投資改善

      • ポンプへのインバータ導入
  • 工業炉

    • 運用改善

      • 空気比の適正化
      • 設定温度範囲の適正化
      • 炉内圧力の適正化
    • 投資改善

      • 炉体の保温・断熱
      • 排熱回収・利用

省エネ診断・省エネ最適化診断・省エネお助け隊の診断の比較資料