
エネルギー価格の高騰に対応するため、病院から省エネの相談があり、省エネ診断を実施しました。 本事業所(病院)の診断科目は、精神科、心療内科、内科です。 業務内容の拡大により病棟が増え、現在では4棟になり、渡り廊下でつながっています。

本事業所の空調システムは、ビル用マルチエアコン+パッケージエアコン+ルームエアコンの個別空調です。 また、空調方式には空調制御システムを導入して、一元的に管理しています。 照明設備は旧来の蛍光灯とLED灯を混在させて使用しています。 給湯設備は、真空温水ボイラーによる中央式給湯方式です。
本事業所の空調設備は、設置後15年以上経過しているものもあり、効率が低下し、故障も発生しています。そのため高効率型空調設備への更新を提案していく予定です。 また、照明設備も全館LED化に向けた提案をしていく予定です。 本事業所のエアコン類は常時200台以上稼働しており、従来から故障時に高効率型エアコンへ更新してきたため、設置年数や修理状況の把握が困難な状況にあります。 省エネ診断を機会にエアコンの設置状況を整理し、設置年数の古いエアコンは、補助金等を活用して高効率型に更新し、電力使用量の削減に貢献できるよう提案する予定です。 省エネ対策としては、エアコンや照明設備の使用状況を把握することで、エネルギーロスの原因を排除し、マニュアル等を作成して、全員で取り組む必要性をアドバイスする予定です。 ※ 事務所全体のエネルギー消費量は、607.0㎘/年 エネルギー削減量は、原油換算で51.1㎘/年 CO2削減量は148.3t-CO2/年 削減金額は6,973,000円を予定しています。