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社会福祉法人 足柄緑の会様 省エネ診断事例紹介

社会福祉法人 足柄緑の会様の「コスモス学園中沼ジョブセンター」での照明と射出成形機に関する省エネ診断事例

コスモス学園中沼ジョブセンター診断概要

本施設は社会福祉法人が運営する障害者の就労支援を行う為の施設です。 納入先の要望に沿ったプラスチック製品を射出成形機使用により製造して納入することをおこなっています。 連携している金融機関からお助け隊の紹介を受け、ご自分で行っている取り組みに対するアドバイス、今後計画していることの具体的診断による数値化を希望されていました。 製造業務を指導する担当者が設備の管理も行い、所内設備の管理は適正に行われており、予算管理も定期的に関連者で討議され合理的に運営されている様子です。 省エネに対しても、照明を順次LED化する、射出成型機を油圧式から電動式に計画的に変更しながらエネルギー削減に向けて地道な努力がなされています。 施設屋上には屋根貸の太陽光発電設備約60kW が設置され、年間使用電力の約27%を賄っている試算となります。

提案1 高効率照明設備導入

旧くなった照明設備を順次LED化されているが、まだ過半の照明が旧いのでできるだけ速やかにLED化する事の利点を省エネ、コスト面から説明しました。 現在の照明器具の配置図と照明器具の一覧表を提示し、交換手順の参考にして頂きました。 次年度補助金を利用して設備更新を計画されることとなりました。

提案2 射出成形機を油圧式から電動式に交換

射出成形機7台のうち、2台がまだ油圧式であるが、電動式に交換する場合の省エネ効果を試算したところかなり数値が大きいことがわかりました。油圧式は周辺装置も無くなる事から、半分程度の省エネは期待できるとの説明をしたところ、メーカーから受けていた説明とも一致するので納得されていました。 以上2つの提案に加え空調の運用改善提案も加えるとエネルギー削減率31.5%、コスト削減額約150万円/年となりました。 照明は次年度補助金を使用した更新計画を実施され、射出成形機交換も効果があるので協議の上、今後予算化し設備導入を検討されるとのことでした。