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ゴム製品の製造を行う企業に対する省エネ診断

 ゴム製品の製造を行う企業より、消費電力の見直しをしたいと相談があったため、省エネ診断を案内した。  当事業所では、照明器具のLED化や空調設備等の高効率化を順次進めていると伺った上で、設備投資や運用改善に関する10個の提案を行った。 提案の一部として、当事業所ではA重油の使用量がエネルギー使用量の60%以上を占めており、その全てが蒸気ボイラーで使用されているため、稼働するボイラーが更新時期を迎えており、現行型後継機への更新を提案した。 また、事業所内にエアーコンプレッサが複数台設置してあるが、夏場等に高温により異常停止する事があるという相談もあったため確認したところ、少なからず粉塵が発生する環境に設置されており、吸気量不足に陥ったことで高温異常になり停止することが主な原因であると考えられる。加えて、吸気量不足により機器軸動力が増加し、電力量も増えていることも原因として考えられることから、対策として、頻繁に清掃を行うか、エアーコンプレッサ専用室を設けることを提案した。 今回提案した内容を実際に行う場合の削減ポテンシャルとして、削減量は原油換算で53,85kL、CO2換算で369,0t- CO2が見込める予定である。