改善提案内容
調査対象の工場の消費エネルギーは消費上水量の推移から、その年の漁獲量及び漁期に左右されていると思われる。乾燥機、真空パック器、オートパッカー、殺菌器が生産設備として使用電力が大きいと考える。 電気使用量は7月~9月がピークで10月から6月は少なく、ほぼ冷房設備がない事から、電力使用量を左右するのは冷凍機と思われる。 夏季以外でも毎月灯油が消費されており、東南アジアからの就労者用の暖房が100%という特殊事情がある。温暖地域出身の方々は23℃程度になると寒く感じ、北海道の夏季でも寒い時間帯が発生するため、ほぼ年中暖房を使用することになる。 冷凍機は2010年に更新されており、生産機器も随時新しいものに更新されているが、建物躯体や冷凍庫からの熱ロスが大きいため、今後省エネ対策の課題とする。 提案内容 ①冷凍機室外機洗浄 ②エアコンプレッサーの圧力低減 ③蛍光照明のLED化 ④窓の断熱化 以上の提案を行った結果、削減量は原油換算13.7KL、CO2削減量34.3t見込める予定である。