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公共施設におけるゼロカーボン化の取り組みに関するご提案

床暖ボイラのヒートポンプ式への更新

業種: 教育・学習支援業(博物館) 原油換算量/延床面積: 18.4kℓ/年、延床面積は1,184㎡。 エネルギー使用状況: 主に電力が使用されており、全体の90%以上 診断申込経緯:前年度診断を実施した鹿角市からの紹介 診断メニュー:省エネ診断 秋田県鹿角市において、公共施設のゼロカーボン化を目指した具体的な取り組みが進められています。前年度、当市内で実施した診断が高く評価され、今年度も引き続き教育施設における取り組みに弊社のお助け隊をご推薦いただきました。 2024年度の省エネルギー診断によれば、施設のエネルギー使用量の90%以上が電力であり、主要設備の省エネ化は着実に進行しています。特に空調機や受変電設備の更新や照明のLED化が進められ、エネルギー効率の向上が図られています。一方で、さらなる改善の余地がある部分に着目し、運用管理やエネルギーの見える化、設備更新などの提案が行われました。その中でも、床暖房用ボイラをヒートポンプ式に更新する提案は、カーボンニュートラルに向けた大きな一歩となるものです。 【提案内容と効果】 •現状と更新案: 現状で灯油を燃料とするボイラが使用されていますが、これを電気式ヒートポンプに切り替えることで効率を向上させます。 •削減効果: o 灯油消費量は年間1,520L削減。 o CO2排出量は年間3.42t削減。 o 原油換算で年間0.70kLの削減が見込まれます。 o エネルギーコストについては、灯油削減分が167千円、電力増加分が128千円で、差引39千円の削減となります。 【ゼロカーボンへの寄与】 この取り組みは、単にエネルギーコストを削減するだけでなく、カーボンニュートラル社会の実現に貢献します。公共施設が率先して取り組むことで、地域全体への意識向上と波及効果も期待されます。