【支援内容】

<企業のPF事業申込のキッカケ> ボイラー、空調設備、厨房設備等の老朽化・更新の課題を抱えており、金融機関の相談窓口を経由して、2020年6月に省エネルギーセンターの診断を受診した。その後、温泉施設の省エネと施設・設備管理の構築を実施すべく省エネお助け隊(NPOテクノサポート)に相談し、診断結果をもとにした経営と省エネの両面から1年計画の支援を受けるに至った。 <経営支援>設備管理台帳の整備・管理基準作成による経営管理強化 ・冷凍・冷蔵設備、ボイラー、給湯器、浴槽、空調設備、便座等多くの台数の管理基準を作成し、きめ細かな管理の実施 <省エネ支援>浴槽表面の放熱ロス対策 ・夜間の入浴サービス休止時間帯の浴槽の放熱ロス対策⇒浴槽表面からの熱ロスの推定⇒対策の検討・検証⇒管理基準の作成重油焚きボイラーの燃焼改善 ・燃焼状況計測・分析データに基づき空気比の調整 ・空調調設定温度の緩和
【得られる効果】
<経営支援>設備管理基準の整備による省エネ管理及び設備トラブル防止 <省エネ支援> ・社員のコスト意識、省エネ意識が向上することにより、継続的な省エネ取組を実施する習慣が醸成された。 ・浴槽表面の放熱ロス対策、ボイラーの燃焼改善等により31.6kl/年、278万円/年の削減効果を得た。