
地方自治体からの依頼があり、省エネ診断を実施することとなりました。 本事業所は、平成7年11月竣工で築27年が経過しています。 1階は図書館、2階・3階は研修室、集会室等のコミュニティ施設です。

空調システムは、ビル用マルチエアコン+パッケージエアコンの個別空調方式です。 2階集会室の空調機は、間欠運転のためダクト形パッケージエアコンで単独運転になっています。 また、1階図書館には空調換気扇を設置しています。 空調機の高効率型への更新は済んでいます。 照明設備はLEDと旧来の蛍光灯を混在して使用しています。 給湯設備は設置していません。 2階の事務室には、町からの出向機関があり、 冷房設定温度は、2階事務室で集中コントロールしています。 エネルギー管理体制は構築しています。 本事業所で使用しているエネルギーは電力(100%)、LPG(0.0%)です。 LPGは料理教室で使用している程度です。 空調系統と照明系統が省エネのターゲットになります。 電力の使用状況の把握に必要なグラフ化等の「見える化」は実施していません。 また、デマンド監視装置も設置していません。

提案内容は、運用改善として ①空調設定温度の緩和 ②空調機のフィルター清掃 ③室外機熱交換器フィンの清掃 ④こまめな空調停止 設備導入として、 ⑤照明設備のLED化 ⑥高効率変圧器の導入 ⑦省エネ型自動販売機の導入 です。 今回の省エネ診断は、地方自治体の脱炭素社会構築に向けて、町民サービスの場である コミュニティ施設の省エネ取り組みです。 提案については、予算取りであったり今後どのように進めていくか等、 支援対象者様が地方自治体であるため、来期に向けて検討することとなりました。 ※ 本事業所様のエネルギー使用量は、23.9㎘/年です。 省エネ診断による予想エネルギー削減量は、1.5㎘/年 予想削減金額は、472,000円/年です。