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千葉県運輸業省エネ診断事例紹介

千葉県でバスを運行する営業所の省エネ診断を行ないました。

診断を希望された理由

支援対象者の営業所は年中無休で朝5:00~翌1:00まで営業しており、稼働率が高い特徴があります。  バスをメンテナンスする作業所は使用頻度が低いのですが、外灯が毎夜点灯されています。 エネルギーの使用面を見ると、主に電力で年間70,000kWh程使用していました。今回診断を希望した理由は、コストダウン、社会貢献の観点から常に省エネには注力されているので、一度第3者の眼からその取り組みを評価し、更なる改善余地があるか知りたい、ということでした。

省エネへの取り組みは素晴らしく、管理も大変よくされていました

空調設備は4,5年前に更新されたものばかりで、定期的に室内機の熱交換機洗浄・フィルター掃除もしており、省エネ運用を心掛けられていました。 診断の結果も、設備面では省エネを十分考慮したものになっており改善余地はほとんどない状況でしたが、強いて何か提案するならば、温度管理を±1℃夏季、冬季で行うことにより事業所全体で原油換算0.7kl、コストで約7.8万円/年削減につながることを報告させて頂く位でした。 照明も、バスをメンテナンスする作業所や外灯を含めて既にLED化されており、さらに使用頻度の低いトイレ・3F廊下には、人感センサーも導入され、徹底した省エネ運用がされていました。

自家使用太陽光発電設備導入

事業所は年中無休で日中は必ず稼働しているので、太陽光発電システムを導入し、再生可能エネルギーを活用すれば電力コストを下げられる可能性があることを提案しました。日照条件も良いので仮に発電容量10kWの設備を導入するとエネルギー使用量を10%強削減でき、コストダウンも32万円/年ほど見込めるので、企業イメージアップ、コストダウン両面から良い設備投資になるものと考え提案し、千葉県の補助金や税制の優遇策を組み合わせればかなり効果的な手段であることをお話しました。